私(たち)夫婦を救った1冊の本
私(たち)夫婦の間には、ずっと見えないシコリがあった。
傍から見たら、
一緒に事業をして、
一緒にイベントなどにも参加して、
子供にも恵まれて、
仲の良い夫婦に見えていただろう。
(実際、よく「仲いいね」と言われていた)
夫婦間にシコリが生まれた理由
原因を一言で言ったら「環境の変化」だと思う。
「環境の変化」の中で生まれる、小さな不満。
その、小さな積み重ねだ。
約2年半前に群馬に引っ越してきたことで、
私達夫婦は大きく環境が変化した。
この約2年半の間に、何回も夫婦喧嘩した。
喧嘩の内容は、きっと何処の家庭にもある事だと思う。
- 家事の分担
- 子育ての分担
- 仕事の分担
- お金の問題
- 時間の不平等さ
- 価値観の違い
喧嘩の度に、一旦は仲直りするものの、
やはり、心の何処かに不満を残していた。
それは、
「そうは言っても、お互い思う事はある」
「私が我慢してるように、向こうもきっと我慢しているのだ」
「過ぎた事にとやかく言っても仕方ない」
「言い返したところで、解決するわけじゃない」
と、吐き出さずに溜め込んできたからだ。
けれど、そんな不満を残したまま素直になれるはずがなく、
些細な事にイライラしたり、相手を信用できなくなっていった。
ついに怒りのダムが決壊
今までの積み重ねがあって、もう私は限界が近づいていた。
末期の頃には、もう自分の中での被害妄想も激しくなっていた。
- 私(とお腹の子供)は、旦那くんのお荷物だ
- ろくに働けない私は邪魔者だ
- 私がを言ったって、聞いてもらえるはずがない
察しの通り、ネガティブの塊。典型的、面倒くさい奴。
すっかり自分には価値がない人間だと自信喪失。
それでも、動き出してしまったものは仕方ないと、
何とかキモチを前向きに保ちながら、強がっていた。
そんなある日。
ついに事件が起きた。
娘の様子がおかしい…。
しきりに「おばあちゃんが良い」と泣くのだ。
その頃には、私の負けず嫌いが発動し、
妊婦を言い訳に休んでたまるか!!と、意地でも仕事を続けていた。
そんなピリピリした空気や、
そもそも、お腹に赤ちゃんがいるから抱っこもしてあげられない。
まだまだ甘えたい年頃なのに、甘えられない。
甘えたい欲求を満たすため、「おばあちゃん」と泣く日々。
そんな娘の姿をみて、珍しく旦那くんが
「次の休みは娘とプールに行こう」と言い出した。
いつも休みの日でも、何かしら仕事をしている旦那くんに、
やはり、心の奥でモヤモヤしていたので、とても嬉しかった!
ところが…。
せっかく家族で過ごそうと言ってくれた日に。
家族と一緒にいる時間に。
娘を片手に抱き、四六時中スマフォをいじっているのだ。
(しかも、連絡をとってる相手は女性だ!!)
連絡をとるだけなら、浮気じゃない。
でも、内容は急な用件でもない、ただの世間話。
なんで?今日は娘の心のケアをする日じゃないの??
しかも、なんでよりによって、女性と連絡とってるの??
(これは、ただのヤキモチだけど…)
そこで私の怒りは一気に爆発!!!!!
もう、こうなったら私も止まらない!!
わーーーっとブチ切れて、家庭崩壊寸前。
夫婦を救った1冊の本
なんやかんやで、表面上はいつも通り仲直り。
その矢先の事だった。
少し前に、友人に紹介してもらった本があり、ネットで注文していた。
その本が届いたのだ。
そこには、
- 人は4つのタイプに分けられる事
- 人は2人以上集ると、必ずこの4つのタイプの何処かに振分けられる事
- それぞれのタイプの長所と短所
- それぞれの関係性や付き合い方
などが書かれていた。
この本を読んで、何と、旦那くんがひどく共感したようだ!!
「今までのこと、ごめんなさい…」
「もっと、ちゃんと話をすればよかった…」と。
これには私もビッッッックリ!!
や、謝ってくれるのは嬉しいし、仲直り出来るのも嬉しいけど、
なんでいきなり!?!?と。
けれど、コレをきっかけにもう一度話し合い、
私がなんで怒ったのか、何に不満だったのか。
今まで「過ぎたことだ」と蓋をしていた事を話した。
そして、今度こそ、スッキリ仲直り!!
約2年半分のシコリが取れた気がする。
旦那くんの凄いトコロ
最後は、なんやかんやでノロケになってしまうのだが…。
今回の出来事で、旦那くんの何が凄いって、
本に書いてある事に共感し、自分を当てはめ、
『自分も間違っていた』と受け入れることが出来た事。
⬆ なんて言い方をすると、上から目線に聞こえてしまうけれど、
そうじゃない。
恐らく、中には、本を読んだところで
「それでも自分は違う」と、受け入れられない人もいるだろう。
現に私も、本を読んだ時自分にリンクさせて読んでいた。
でも、その時に湧き上がる感情は
「そうそう、そうなんだよ…」と受け身であって、
あくまで自分は「される側」の立場で共感する事の方が多かった。
旦那くんの場合は、
「こんな事をしてしまった」「こんな態度をとってしまった」と
素直に受け入れ、謝ってくれた。
コレって、誰にでもできることじゃないと思うんだな。
改めて、旦那くんには敵わないな〜と思ったし、
やっぱり、この人と結婚して正解だったな〜と思いました。
【結論】
どんなに助言をもらっても、
互いに歩み寄るキモチがなければ意味がない!!